自分に合うスタイルを確認する【物語に活かせるキャラクター設定】
こんなキャラが欲しい!
このお話に出てくるキャラを作りたい!
など、オリジナルキャラクターを作るきっかけは様々です
見た目を決め、設定を詰めてできた!と思っても、キャラが動かない?!
という経験はありませんか?
作り方に「正解」というものはありませんが、スタイル(制作工程)が合っていない可能性があります
この記事では2つのスタイルを紹介します
創作活動に役立つ内容となっているので、ぜひ読んでいただきたいです
キャラクターを作る2つのスタイル
キャラクターを作るときあなたはどの方法で作りますか?
キャラクター → 物語(キャラクター先行型)
物語 → キャラクター(物語先行型)
どちらの作り方も強みがあってすごく楽しい工程です
この2つにはそれぞれ強みと弱点があります
どんな強みと弱点があるのかをそれぞれ紹介します
キャラクター先行型の強みと弱み
「キャラクター先行型」とはこういうキャラが作りたい!このキャラを動かしたい!から始まる、キャラの性格や外見を先に作り込み後で物語を作る方法です
キャラクター先行型の強み
キャラクター先行型のメリットは「キャラの個性が強く出るため読者の印象に残りやすい」のが特徴
キャラクター1人1人の設定が細部まで掘り下げられているため、キャラの個性が多角的に厚みが出て覚えてもらいやすいです
TRPGの探索者や量産型の短編漫画に向いています
キャラクター先行型の弱点
キャラクター先行型の弱点は
- 物語が浮かばない
- 設定過多で動かない
- キャラ同士の関係性が薄い
- シーンが断片的
- キャラ愛が強すぎて客観性を失う
- 物語がキャラに引っ張られすぎて展開が不自然になる
- キャラの設定に縛られて展開が作りにくい
- 活かせない設定が出てくる
物語をキャラクターの後に作るため、「キャラクターが動かない」「展開が不自然」といった弱点が発生します
キャラクター先行型の弱点を強みに変えるには
物語が浮かばない
描きたいシーンがあるかを問い直しましょう
キャラクターの性格や動機から連想してシーンを作るのがおすすめ
もし連想できない場合はキャラクターの設定に不足がある可能性があります
設定過多で動かない/活かせない設定が出てくる
設定を全部活かさなくてもOK!
細かい設定はスパイスや隠し味として使えば十分です
どうしても使いたい設定があるときはサブストーリーや番外編などで生かすという方法もあります
キャラ同士の関係性が薄い
この場合、描きたいシーンはあるということなので、
いきなり物語を作るのではなく、その描きたいシーンから徐々に関係の輪を広げていくのがおすすめ
広がった輪から物語を考えるとスムーズに作れます
シーンが断片的
キャラクターの設定、因果関係を見直しましょう
キャラクターの行動原理が決まっていれば動機も決まります
キャラクターの動機が決まっていれば因果関係がつながります
因果関係がつながっていれば物語として出来上がります
なので、シーンとシーンにつながりがない場合はキャラクターの設定と因果関係を見直しすることをおすすめします
キャラ愛が強すぎて客観性を失う
見せたいシーンだけ描くのも立派な物語です
ストーリー性を持たせたいなら見方を変えて構成を見直す必要があります
物語がキャラに引っ張られすぎて展開が不自然になる/キャラの設定に縛られて展開が作りにくい
描きたいシーンだけ描きたいのであればそのままでOK!
ストーリー性を持たせたいのであればキャラの設定の中からどれを活かすか取捨選択する必要があります
どうしても捨てきれない物語はサブストーリーや番外編として生かす方法もあります
キャラクター先行型で個人的に思うこと
キャラクター愛が強いのはいいこと!
あまりがちがちに固めてしまうとキャラが物語で動かなくなるのはもったいない!
「こんなシーン描きたい」という時にキャラが動いてくれるように、ある程度余裕のある設定をおすすめします
物語先行型の強みと弱点
「物語先行型」とは、このシーンを描きたい!このセリフを言わせたい!から始まる、ストーリーから作り込み、逆算してキャラクターを作る方法です
物語先行型の強み
物語先行型の強みは「ストーリーから深堀するため、筋の通ったキャラが出来上がる」ことが特徴
物語の中でキャラクターの設定がブレることなく最初から最後まで貫き通せるため、物語に説得力が出ます
読み切り漫画や長編漫画に向いています
物語先行型の弱点
物語先行型の弱点は
- キャラクターが役割だけの存在になりやすい
- キャラクターが後付けになりがち
- キャラクターの感情が浅い
- ストーリー都合でキャラが動く
- キャラクターを作る楽しさが薄れる
こんなシーン描きたいなど、物語の後にキャラクターに設定をつけるため、「キャラクターが物語都合で存在している」という印象を持たれやすいです
物語先行型の弱点を強みに変えるには
キャラクターが役割だけの存在になりやすい
展開次第で解消可能!
物語がキャラクターの内面を意識しながら構築できていれば、キャラクターがただの「役割」から「生きている一人の人間」へ昇華できます
キャラクターが後付けになりがち
物語を作る段階でキャラクターの内面を意識しながら構築し、その物語からキャラクターの設定を深堀することで厚みが出て、キャラが「物語の中で生きている」感覚を出すことができます
キャラクターの感情が浅い
原因はキャラクターの感情を内部から引き出すためのネタやシーンが足りていなかったり、キャラクター感情に紐づく動機が弱い可能性があります
キャラクターの感情が出るようなネタやシーンをもっと引き出せば感情も自然と深まります
物語都合でキャラが動く
キャラクターの感情や動機の掘り下げ不足
物語がキャラクターの内面を意識しながら構築できていれば、キャラクターが物語都合でただ動いているのではなく、意思のある「生きている一人の人間」へ昇華できます
キャラクターを作る楽しさが薄れる
キャラクターを0から作っているわけではないのでキャラクター先行型のような楽しみが薄れてしまっている感があるかもしれませんが、
物語を作りながらキャラクターも一緒に作ってしまえばいいんです!
描きたいシーンや言わせたいセリフを描きだしている段階から既にキャラクターを愛で始めています
物語先行型でのキャラクター作りは、キャラクター先行型とはまた違う楽しさを味わうことができます
物語先行型で個人的に思うこと
物語に一見関係ないような設定はいくらでも後付けができるので今すぐ決める必要はないです
あえて決めないことでストーリーの中で柔軟に動かせるメリットがあります
キャラクター設定で最低限決めておいた方がいいこと
キャラクター先行型でも物語先行型でも最低限これは必要!って思う項目をピックアップしました
- 名前
- 性別
- 身長
- 価値観
- 性格
- 欠点
- 過去
- 行動原理
- コンプレックス
- 見た目
最低限これだけあればキャラクター先行型でも物語先行型でもスムーズにキャラクターが物語で動きます
最後に:キャラクターを作る上で大事なこと
キャラクター先行型でも物語先行型でもキャラクターを作る上で一番大事なことは
キャラクターが物語の中で自分の意志で動けるようにすること
です
これだけでも覚えてもらえたらOKです
最後まで読んでいただきありがとうございました!
